メルセデスGPの2010年マシン「MGP W01」。W01は、前身のブラウンGPが2009年中盤から着手してきたマシン。 フロントノーズ先端はBGP001と比べてかなり高くなっており、ノーズの上面はレッドブルRB5のVノーズ・コンセプトを採用。 フロント・サスペンションには、シングル・キール風の処理が用いられている。
MP4-25は、非常に急進的なデザインを採用。サイドポンツーンは、過激なハイエントリーローバックスタイル。 ラジエータ吸気口は正方形に近い形状がとられ、エギジーストの処理も独創的。フロントウイングのエンドプレートやフラップなどもより複雑化。 エンジンカバーにはシャークフィンが装着され、後端はリアウイングと一体化されている。
F10は、まずハイノーズなフロントセクションが特徴的。昨年のレッドブルRB5に見られたようなノーズ上にエッジ部分がフィンのようにせり上がっている。 フロントウィングの形状も複雑化し、ノーズ吊り下げ部には独特なザクリが入れられている。 また、2010年から給油が禁止となり燃料タンク容量は約1.8倍になるとされておりF10のリアセクションは若干、幅広な印象となっている。
レッドブルの2010年F1マシン「RB6」は、昨年マシンRB5の進化版といえるデザイン。 プルロッド式のリアサスペンション、Vノーズ、リアウイングにつながるシャークフィンといったコンセプトは そのまま継続された。設計はエイドリアン・ニューウェイが担当。ルノー製エンジンを搭載。
ウィリアムズの2010年F1マシン「FW32」。エンジンは、コスワース製エンジンを搭載。 基本コンセプトは、昨年マシンFW31を踏襲しているようにみえるが、ノーズ幅は広く、ハイノーズ化されている。
ロータスの2010年F1マシン「T127」。ロータスの名前がF1に復活。 カラーリングはロータスの伝統であるグリーンとイエローを採用。エンジンは、コスワースCA2010を搭載する。 設計はマイク・ガスコインが担当。サイドポッドはあまりローバックダウンされておらずボディワークは非常にシンプルだが、フロントウイングは非常に 複雑な構造を採用している。ノーズは高く、先端は短い。