ヴァージン・レーシングの2010年F1マシン「VR-01」。VR-01は、風洞を使わずにコンピュータで設計・テストされた F1初のデジタル設計マシン。エンジンはコスワースCA2010を搭載する。 設計は、ニック・ワース率いるワース・リサーチ社が担当。レッドブル RB5が採用したVノーズ・コンセプトやローバックダウンされたサイドポッドなど トレンドをおさえたデザインとなっている。
トロ・ロッソの2010年F1マシン「STR5」。デザインはエイドリアン・ニューウェイ率いるレッドブル・テクノロジーの去年のデザインを使用するが フェラーリエンジンを搭載するSTR5は完全にトロ・ロッソのファエンツァのファクトリーで設計・製造される初めてのシングルシーターとなる。
ルノーの2010年F1マシン「R30」。2010年のルノーは、伝統的なイエローとブラックのカラーリングでシーズンを戦う。 R30は、昨年マシンR29の正常進化版といえる。ノーズは幅白いタイプが採用され、比較的低め。 サイドポッドはリアエンドに向かってなだらかに低くなっている。マシン全長は250mm延長された。
ザウバーの2010年F1マシン「C29」。BMWザウバーがF1を撤退したことでザウバー C29は、フェラーリ製のエンジンとギアボックスを搭載する。 C29は、F1を撤退したBMWが2009年シーズン中から開発を進めてきたマシン。そのため“いかり肩”のサイドポンツーンを含め、BMW時代の名残が残されている。 しかし、ラジエータはよりコンパクト化してサイドポンツーン下面に大きくザクリを入れ、上面を急激にロータックダウンさせるなど F1.09から大きくデザインを進化させている。
フォース・インディアの2010年F1マシン「VJM03」。昨年はポールポジションを獲得するなど中盤から力強いパフォーマンスをみせたフォース・インディア。VJM03は、昨年マシンのコンセプトを進化。大きくなる燃料タンクに対応するためにホイールベースは300mm延長されている。